お役立ちコラム

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p53遺伝子とタバコの害

p53遺伝子は、がん抑制遺伝子のひとつです。ヒトの腫瘍の約50%にp53遺伝子の変異が認められます。なので、p53抗体を測定すれば、食道癌、大腸癌、乳癌、頭頸部がん、子宮がんなどを初期の段階でみつけることができます。血液検査だけでも他の腫瘍マーカーと組み合わせて50%ぐらいの確立でがんの疑いを知ることができます。また、p53遺伝子をがん細胞に取り入れさせることができれば、DNAを修復したりアポトーシスに導くことができます。それが、遺伝子治療です。ちなみに、タバコに含まれる発がん物質ベンゾピレンは、p53遺伝子の変異を起こします。p53遺伝子を守るためにもタバコはやめたほうがいいですね。

RNA干渉

少し難しい話です。
でも、これからの医療を大きく変えていく言葉です。それは、RNA干渉です。RNAといえば、知っている方もいると思います。DNAからRNAに情報を伝えて、タンパク質を作るものです。DNAは2本鎖、RNAは1本鎖と習った記憶があるかもしれません。しかし、1998年のノーベル医学生理学賞は、2本鎖RNAによる遺伝子抑制の発見により、A.ファイアーとCメローに与えられました。

RNA干渉は、遺伝子を抑制できるので、この働きを治療に応用して、難病やがん治療に威力を発揮していくこと間違いなしです。今後は、RNA干渉に注目して下さい。

CDC6ahRNA治療

がん細胞に、分子生物学の最新「RNA干渉」技術によりCDC6shRNA(CDC6ショートヘアピンRNA)を送達し、CDC6合成に関わるmRNA(メッセンジャーRNA)を破壊し、がんに特異的に大量に発生しているタ ンパク質CDC6を消去(knock down)し、がん細胞を正常細胞に戻すという治療です。

歯周病は心臓病のリスクを2倍に!

歯周病患者の心臓病リスクは、なんと2倍。

歯周病患者が同時に心臓疾患も患っているケースが非常に多いことが、調査で明らかになったのです。しかも重度の歯周病患者は、脳卒中や心臓発作を起こす危険性が2倍も高くなったという研究結果も出ています。なぜ歯の病気が、心臓の病気に関係するのでしょう。その原因として考えられているのは、歯周病を引き起こす口腔内細菌。この細菌が血流に侵入し、心臓にまで悪影響を及ぼしているのではないか、と言われています。

歯とは直接関係しないような心臓さえも、病気のリスクを高めてしまう歯周病の脅威。食生活や運動不足の解消といった生活面の改善と同時に、まずはその脅威を正しい歯磨きによって取り除くことも重要だと言えそうです。

がんの画期的治療法

BNCTとは、放射線治療法の一種で、人体に無害な中性子をがんに照射し、がん細胞内にあらかじめ取り込ませた無害なターゲット物質(ホウ素化合物)と核反応をおこさせることで、がん細胞だけを死滅させる革新的な治療法です。

唾液の話

唾液の中には、口の中のただれや消化管の潰瘍を予防したり、修復する物質であるEGFという成長因子が含まれています。高級な美容液などに含まれていますが、実は、一日に分泌される唾液1~1.5リットル中1000~1500ng含まれています。
よく噛んで、唾液がたくさん出るようにすれば、美容に効果があります。また、NGF(神経成長因子)も含まれ、神経細胞を活性化し、脳神経の機能を回復することも期待されます。

豆知識

スイカのパワー

スイカは美容と健康にいいらいしい・・・。

田中敬一先生によると、アンチエイジングに最適な食材とのことです。ビタミンC、β-カロテン、シトルリン、リコピン、ブドウ糖などが効果的で、しみ・たるみ予防、美白効果、保湿効果、血流改善、体脂肪減少などなど。しかも、カロリーは野菜並みで、消化も早く、ブドウ糖は、頭の働きをよくしてくれます。朝、昼、晩といつ食べてもOK。しかも、200グラム(2切れ)でいいので、すごい食材です。ちなみに、「スイカの黒い縞部分を切ると種が出てくる」は、嘘だそうです。

りんごのパワー

りんごを丸かじりして、歯周病チェック!?昔、流行ったCMを覚えてらっしゃいますか?

固い物を食べた時、歯茎から血が出ると言う経験がある方いらっしゃるのではないかと思いますが、歯茎から血が出ると言う事は歯茎が炎症を起こしていて病的な状態であるという事です。実は、りんごは歯周病チェックだけでなく、多くの効果をもたらしてくれるのです。りんごには、ポリフェノール(抗酸化作用、口臭予防、アレルギー症状抑制)、アップルフェロン(虫歯予防)、リンゴ酸・クエン酸(疲労回復、貧血予防)、食物繊維(整腸作用、美肌効果、血行促進、がん・動脈硬化予防)、カリウム(高血圧予防)、ビタミンC(風邪予防)、プロシニアジン(育毛効果)と、報告されているだけでもこれだけたくさんの栄養・効能があります。

ポリフェノールは、赤ワインや緑茶、ココアなどにも含まれており、消臭効果があることが知られておりますが、りんごは、同じようにポリフェノールを含むほかの食品と比べて、高い効果を発揮します。では、なぜリンゴでニオイを消すことができるのか? それは、りんごに含まれている酵素には、このポリフェノールのはたらきをさらに高める効果があるり、消臭に高い効果を発揮するのです。

口臭の気になるものを食べた後は、りんご1切れを食べることでかなり口の中がスッキリとします。

たくさんの栄養・効果のあるりんご、日本だけでも約2,000種、全世界ではなんと約15,000種もあると言われております。みなさんもお気に入りの品種を見つけて、健康な毎日をお過ごし下さい。

健康な歯と日光浴

言わずと知れたカルシウムは、骨や歯の主成分として活躍していますが、カルシウムが体に取り込まれるためには、多量のビタミンDを必要とします。ビタミンDは、腸からのカルシウム吸収を助ける働きと、血中のカルシウム濃度に関しても調整する働きがあり、人体にとって非常に重要な役割を担っています。ビタミンDが十分に摂取されなければ、カルシウムはただ排泄されてしまうのです。ビタミンDは、日光(紫外線)を浴びることで、皮膚で合成することが出来るので、太陽のビタミンと称されています。故に、日光浴をする事で、取ったカルシウムを充分体内に吸収させてくれるのです。

日光浴は、直射日光である必要はありません。木漏れ日ほどの日差しや、レースのカーテン越しの光でも十分ですので、カルシウのお多い食物をとり、1日30分程度でも日に当たるように心がけましょう。

歯の色

「歯が白いと、歯の質が弱い」という話をよく耳にしますが、実際には、歯が白くてもむし歯のない人もいれば、黄色っぽくてもむし歯が多い人もいます。歯の色には個人差があって、黄色味がかった白色から、灰色がかった白色までさまざまです。歯は、エナメル質という硬い組織で覆われていますが、歯の色はエナメル質そのものの色ではなく、その内側にある黄色味がかった白色をしていて不透明な組織、象牙質の色を反映して歯の色味として反映されます。

エナメル質は、無色な半透明で透明度が非常に高い為、エナメル質の透明度によって、歯の色の見え方が違ってきます。歯の色は白ければよいというものではなく、個人差、人種差など、肌や髪、唇などの色と調和がとれ、もっとも美しく見えるといわれています。

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